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臭覚障害(嗅覚障害)の日常とは。退院後の生活で苦労したことを振り返る

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なかがわ(@nkgw_official)です。

無事に退院することが出来ましたー!

約1ヶ月、色々あったけど無事に入院生活を終わらせることができました。
ずっと病院の中から外を眺めることしか出来なかったので、ドアの外に出て歩けた時はとにかく感動したなぁ。
 
においが分からなくなったことは正直結構ショックだったけど、
頭蓋骨を骨折した箇所がもっと悪ければ喋ることも出来なくなってた(というか一時的にそういう状態になってた)し、視覚や聴覚が無くなってたかもしれない。

更に言ってしまうと、そもそも生きていたかどうかも分からない。

そう思うと、本当にこうやって文章が書けることが幸せだなぁと噛み締めてます。
コンプレックスを持ったまま生きていくことになるけど、出来ないなりにこれから精一杯頑張ろう。
 

ということで、今回は退院後初のなかがわポータルの記事更新となるので、
退院後に感じた「ニオイ」にまつわることでも書いていこうかと思います。

「臭覚障害(嗅覚障害)」となった今、色々と苦戦してること

donterase / Pixabay

 
晴れて退院することが出来たわけですが、まだまだ自宅療養中の身なので、決して本調子というわけではありません。

特ににおいが分からない(診断書には「臭覚障害」と書かれていました)状態ってのは、入院中に想像していなかった意外なところで苦戦を強いられることになっています。

ニオイが分からない。脳挫傷を引き起こし前頭葉を傷つけ「嗅覚」を失った話2018年8月1日、僕は脳挫傷を引き起こし、その影響で嗅覚を失いました。最初は単なる「転倒」だったのですが、頭の打ち所が悪く頭蓋骨を折り、脳に傷がついてしまったのです。脳挫傷での入院生活と今後の生き方について、いま思う事をブログに綴ります。...

これは入院中に書いていた記事ですが、この時は「ガス関係のトラブル」の対策を必死に考えていました。

ただ、退院して家事を行っていると、
結構予想外のところで「これはヤバいな」となっています。。苦笑

洗濯物のニオイが分からん! この服「部屋干し臭」してないよね??

igorovsyannykov / Pixabay

 
これがヤバい!笑

例えば今日とか曇ってて、なかなか洗濯物が乾かないので、
お昼過ぎから外に干していた洗濯物を、浴室乾燥を使ってお風呂場で部屋干しする作戦に切り替えたんですよ。

なので、おそらくしっかり乾くとは思うんですけど、
「部屋干しのニオイとか大丈夫かな……」と不安になるわけですw
 

あの、、、あるじゃないっすか。独特の「部屋干し臭」

臭覚障害になる前は、あのニオイが結構嫌いだったので、周りに気を遣うようにしてたんですけど、
あのニオイを自分も発しながら服を着ていたら周りに申し訳ないなーとか……笑
 

こんな感じで、洗濯物に関する気になることがめっちゃ増えました。

洗ったものを着る前に、仲の良い友人とかに服一式嗅がせてから着るようにしようかな(最悪)
 

超余談なんですけど、入院中に母が自宅を掃除してくれていたらしく、
そのついでに衣類を「一部」洗濯してくれていました。

母も忙しい中、遠いところから来てくれていたので、あまり強くは言えなかったんですが、
洗濯物の匂いが分からんから「どれが洗濯してくれたものなのか」が全く分からんかったという。。。
 

え?このたたんでくれたやつは全部洗ってくれたやつって考えて良いんだよね?
まさかこの畳んでいるやつの中に「時間がなかったから洗濯はできなかったけど、たたんでおいたよ」っていう服は本当にないよね???w

っていう小さな悩みと焦りとかはありましたw

結局母と電話しながら1つずつ解決につなげていったという…苦笑

味が分からない? 味覚もおかしい? 嫌いなものと好きなものが減った件

RitaE / Pixabay

 
これは思わぬ恩恵なのですが、29年間ずっと食べられなかった「きゅうり」が食べられるようになりましたw

なんか、嫌いな味がしなくなったんですよね。
というよりニオイがなくなって、モヤシみたいにガツガツ食べられるようになった。

もともときゅうりは独特な青臭いニオイが嫌いで、食べたときも青臭さを感じていたので嫌いだったのですが、これが全くなくなった。
病院食で冷やし中華が出てきたんですけど、生まれて初めて冷やし中華全部食べられたかもなぁ。
今まではきゅうりを残し続けてたんだけど。。笑
 

でも退院直後に、それとは真逆の事象を見つけます。

結論から言うと「ニンニク」の味がコショウと大して変わらなくなりました。
 

僕、ニンニクはかなり好きだったので、ニンニクチップスとかよく使ってたんですけど、そのニンニク独特の香りが分からないからか「ピリッとする」っていう感想以外分からなくなっていたのです。
 

幸いなことに食事制限は一切無かったので「退院直後は入院中には食べられなかったコッテリ系で攻めよう」と思ってハンバーグにニンニクチップスをかけ、ソースもガーリックベースのものにしたのですが、
ただただ「スパイシー」「肉の味が美味い」なだけ。美味しさが半減したのはちょっと悲しかったなぁ。
 

付け合わせのパセリも食べてみましたが、あの独特の香りと味も分からなくなっていました。
 

多分「風味が強い」と呼ばれるものは、嗅覚に働きかける部分が多かったんだろうなぁと感じています。

だからパクチーとか、今普通にガンガン食べられるんじゃないかな。
 

「肉そのものの味が美味しい」みたいな比較的細やかな部分には違和感を感じなかったのですが、
風味が分からないとなると、なんだか味覚もおかしくなったのかな? と感じてしまいますね。。苦笑

他にも臭覚障害で気になることがあったら随時追加していきます

ということで、現時点ではこの辺りが苦労していることかなーと思っているところですね。

この記事は臭覚障害の日常で感じたことがあれば追記していく形にしようと思うので、
ご家族の方で臭覚障害に悩んでる人がいらっしゃいましたら、ここで紹介した内容あたりを気に掛けてあげれば良いかもしれません。

ぜひ参考にして頂ければ幸いです!

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なかがわ
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