Spotifyのようなサブスクリプションも注目されるようになり、様々な方法で音楽を聴くことができるようになりました。
ただ、依然として「有名なグループ」だったり「力のある事務所から出ているアーティスト」らの曲が注目される傾向は続いているといっても良いのではないでしょうか。
そんな中でここ最近、また新たな音楽の楽しみ方が生まれつつあります。
それが「サブミッションメディア」というもの。
日本ではまだまだ聞きなれない方も多いはず。
というより自分も知らんかったのですが、どうやら海外では既に浸透したビジネスモデルらしく、いずれは日本にもこの手のメディアが少しずつ出現してくるみたいですね。
そして、このサブミッションメディアは、現時点で力を持っていないミュージシャンやアーティストの新たな活躍の場になり得るとのこと。。。
なるほど、これは面白い。
ということで、今回はこのサブミッションメディアについてを、
グリッジさんにレクチャーして貰いながら学んでいこうと思います!
サブミッションメディアとは何か? グリッジの2人に聞いてみた

昨年、クリエイティブ配信プラットフォーム「Gridge(グリッジ)」をリリースしたグリッジ株式会社のお2人とコンタクトが取れたので、この2人に今後のトレンドになり得る「サブミッションメディア」について、色々聞いてみました!
出演者プロフィール
籔井さん(@ky_gridge)
グリッジ株式会社 代表取締役
昨年「Gridge」をリリース。
サブミッションメディア「tone」も運営中。
今回はサブミッションメディアについて解説して貰いながら、
新たにリリースされた「tone」のコンテンツも紹介していただける。
ゆのきさん(@y_gridge)
グリッジ株式会社 取締役 CMO
以前に当サイトの対談記事でGridgeのビジョンについて紹介していただけた。
今回は籔井社長と一緒にサブミッションメディアと今後の展望についてを解説。

なかがわ
Webライター、サイト運営者、当サイト管理人
最初「サブミッション」という言葉を聞いて、サブミッションホールドを連想してしまい「格闘技の関節技か何かかな……?」と真剣に考えてしまった自分は相当な勉強不足だったと猛省している←
しかしサブミッションメディアの仕組みを知れば知るほど奥が深く、多くのユーザーに広まって欲しいと思い、今回記事にして展開する運びとなった。
今日は籔井社長もいらっしゃっていただけるなんてめちゃめちゃ光栄です……!
ゆのきから記事のことは聞いていて、お話することが出来ればと思いまして!
そもそもサブミッションメディアとは何なのか?

サブミッションというのは「投稿」「提案」という意味なのですが、アーティストやクリエイターさんがご自身の作品を投稿することで創り上げられていくメディアですね。
グリッジさんは海外のトレンドを先駆けて取り入れているイメージがありますが、このサブミッションメディアというのも海外では結構流行ってるんですか??
ここに海外のアーティストは専用フォームなどから自分の作品を投稿していく感じです。
そうしてユーザーに素敵な音楽を届けていく、という仕組みなんですね。
・・・おっ、これは。

確かにこういう形式でクリエイティブを発信していく文化が浸透していけば、今まで注目されなかった音楽のジャンルも注目されるようになるかもしれませんね…!
だから日本のトラックメーカーだったりビートメーカーがGridgeやtoneをきっかけに世界にスマッシュヒットする可能性もあるんじゃないかと。
アートとの相性も良く、掛け合わせすることでお互いの作品のストーリーや魅力が無意識の集合知で伝わるのではと思っています。
音楽とイラストレーションはそれぞれ別の方の作品。
それをtoneでコラボレーションさせ、動画という形で発信させていく。
でも、映画を観ていて流れてきた音楽に興味を持って、「良いな」と思ってアーティストのことを調べたりすることって世間でよくありますよね。
もっと言うと、例えばダンスに音楽が付けて1つの作品にすると、その作品のダンスの部分に興味を持つ人もいるし、音楽の部分に興味を持つ人もいる。
他にもミュージシャンがアートとコラボして1つの作品を作り出せれば、その作品に対して「音楽」に興味を持つ人だけでなく「アート」に興味を持つ人も現れてくる。そしてそれらはノンバーバルで国境や文化を軽々越える可能性を秘めていると思っています!
個の力が強くなっているからこそ、クリエイターの情報をしっかりとアウトプットできるようなメディアやプラットフォーム、そして伝え方があるべきだと思うんですよね。
toneではそういった人たちの作品をグローバルに届くようバックアップできるメディアという側面もありつつ、自社でレーベル事業もあるので、クリエイティブのサポートやデジタルマーケティングサポートの体制も作っています。
それはまた今度の機会にお話させてください!
進化していくクロスカルチャー。グリッジの今後は
Gridgeにも人が集まってきているので、その中からサブミッションしてくれた方の作品をじっくりと聴いて、拝見させていただき、作品と作品をクロスさせていく感じですね。
Spotifyなどのサブスクサービスに工夫をせず配信しているケースがほとんどかと思われますが、弊社ではキュレーターやリスナーに届けるためのノウハウを活かし、また、混在するSNSや配信サービスにおけるアーティストのブランディングを踏まえたデジタルマーケティングサポートで、日本およびグローバルリーチを獲得しアーティストの新たな活躍の機会を設けていきます。
「tone」のリリースで、クロスカルチャーとしての1つの形が見えてきた感じがしました。
「個が輝く時代」とはもうここ数年言われてますけど、まだまだこれからですよね……!
グリッジのお2人との対談を終えて…
今回は籔井社長にもお話を聞かせていただき、和やかに対談を進めることができました。
対談前はサブミッションメディアのことを何も知らなかったのですが、この機会を通じて学ぶことができて本当に良かったと思っています。
リスナー層の人にとってはマスには出てこないようなディープな音楽を無料で楽しめますし、アーティスト層の人にとっては、自分の作品をサブミッションすることで、マスメディアとは一味違った形で取り上げてもらえるきっかけにもなりますよね。
ぜひグリッジさんがリリースされた「tone」を通じて、サブミッションメディアを楽しんでみてください!
サブミッションメディア「tone」
