邦画史上最大の茶番劇と言われてる、翔んで埼玉を観てきました。
昨日観た翔んで埼玉がバチクソ面白かった。良い意味で大げさすぎるスケールのデカさがめっちゃ好きw 普通にもう1回観に行きたい笑#翔んで埼玉 pic.twitter.com/M8jVo5j033
— なかがわ@ブログ ライター サイト運営 (@nkgw_official) 2019年2月24日
てな感じで、Twitterと内容が完全に重複するけどバチクソ面白え。
こういう笑える系映画はトゥーヤングトゥーダイ以来だったんだけど、めちゃめちゃ面白かったので、今日はそのレビュー記事を書いていきます!!(一部ネタバレ有です)
翔んで埼玉のあらすじを(マジで)ざっくりと書く
凄くざっくり書くと埼玉県が東京都から物凄い迫害を受けていて、東京に行くためには通行手形がないといけないんすよ。
でも麻実麗(GACKT)が埼玉も平等に扱ってもらえるように色々頑張るって話で、、、ってあらすじ書いてるうちにだんだん自分でも何書いてるのか分からなくなってきたw
まぁこんな感じで、正直意味分からんでしょwww
この映画ならではの独特の世界観があるんすよね。
埼玉ディスりに見えがちだが、随所に見られる「埼玉愛」
埼玉県民を見つけるために草加せんべい(しらこばと付き!)を踏み絵のように使う場面があるのですが、あんなのいきなり出されたら普通に笑うってwww
他にも山田うどんとか、埼玉になじみがある人にとってはかゆいところに手が届くようなあるある感が止まらない。
ちなみにこの映画は埼玉県民と一緒に行ったんですけど、群馬県の赤城山は埼玉県民が林間学校として使いがちな場所とのこと。
こういう埼玉県民にとって楽しめる場面があるからこそ「愛あるディスり」になってるのかなとか考えてました。
群馬県のメディア報道が現代社会を良い感じに風刺してる件
本作では群馬県は謎の怪物が出現し、巨大な足跡が見つかるなど「恐ろしいところ」だというようにメディアが報道しています。
しかし、実際は都知事が金塊を隠し持っている場所であり、それを隠すようにメディアが情報操作していた、というようなニュアンスがありました。
百美(二階堂ふみ)が実際に群馬県へ行き、その時に真実を知ったことによって金塊の在り処が分かったわけですが、物事の論点を逸らした報道というのは、何だか今のメディアを風刺、注意喚起してる感じがあるなぁとも感じますね。
それこそひとつ前にレビュー記事として作ったファクトフルネスでも、メディアが勘違いを助長させているというような内容もあったしなぁ。。。
ここ最近マスメディアについて考えることが多くなってきました。。笑

百美と麗、立場が違うからこそ異なっていた価値観
百美と麗が埼玉に向かっているときに夜空をみている場面があったのですが、この場面の百美の発言が良かった。
セリフを一字一句覚えているわけではありませんが、今まで東京に居たから分らなかったが、東京から離れてみることで見えるものもあった。というような内容です。
自分自身の考え方って、良くも悪くも「今いる周囲の影響」がかなり強く作用していると思っていて、知らない間に自分もその考え方に同調しがちなんですよね。
だからそのコミュニティから離れると周りと意見が合わない時もあるだろうし、だからこそ今いるコミュニティに居心地の良さを感じてしまう傾向があるとも思います。
そういう意味でも、時には居心地が良い今のコミュニティの外へ足を運んでみて、外側ではどういった考え方をしている人がいるのかを知ることも大事ですよね。
最近いろんな人と話をしていて、誰かが「地元の街の良さが分かるのは、地元を出て他の街を見た時だ」っていう話を聞いたんですけど、本当にそうだなぁと。
映画ではその後百美が1人で群馬県に金塊の証拠を探しに行った訳ですが、自分のコミュニティ(百美でいう東京)だけに留まらず、自らの力で外にアクセスしに行くという姿勢の重要性を感じたシーンでした。
まぁ場面としてはここで百美がサイタマラリアに感染してしまった所あたりやね。
埼玉県民でも腹抱えて笑える、翔んで埼玉
翔んで埼玉は上映が始まってから、飛ぶ鳥を落とす勢いで来場者が増えており、上映開始後わずか3日で24万8000人、興行収入は3億超えという結果になってるわけで、しばらくは話題にもなるんじゃないかなーとか思ってます。
自分も割と早いうちに見れて良かったなぁとしみじみw
あの世界観はこの記事を読んでる方にも是非見ていただきたいですw
一緒に見てた埼玉県民も爆笑していたほどの清々しいディスりを、あなたもぜひ!笑
【追記】ロケ地で翔んで埼玉ごっこしてきました。笑
