自分が大学卒業して、各種特化型のSNSやWebコンテンツなどを作ってみて色々と変化があったなぁと思っています。
SNSだけで見ても高校の頃はミクシィが流行り、そこからTwitterが注目を浴び、大学に入るとfacebook。
そして今ではInstagramなど…。
動画コンテンツもYouTubeだけでなく、前記事のような生放送アプリだったりTikTokだったり、色々増えてきましたね。
なんか書いてたら「前略プロフィール」とか色々思い出してきたぞ…w
まぁこんな感じで色んな移り変わりがあったわけです。
Webサイトもそうで、最初はHTMLを自分で入力してページを開設しているものも比較的見ることもありましたが、だんだんホームページを製作するソフトとかも増えてきましたよね。
そしてその流れもあってWordPressが注目されるようになった。
特にWordPressを活用したサイト運営は、Googleの検索に深く携わっていたマットカッツ氏が勧めていたのもあり
「SEO特化型」のサイトが目立ち始めたのがここ最近のトレンドかなと思っています。
まぁ細かく見ると、もっともっと色んなことがありましたが、超ざっくり見るとこんな感じでしょう。
主観的な部分も多めですが、この流れから見て、Webコンテンツは今後どのような方向に向かっていくのかを考察していこうかなと思います。
今後のコンテンツはどうなる?これからのWebコンテンツの展開を考察する

自分なりの推測なので、「必ずこのような未来が待っている」とは言えません。
ですがここまでのトレンドと現状の環境を見る限りだと「だいたいこんなことになるんじゃないかなー」っていうものがあるので、それを書ける限り書いてみようかなと思います。
「SEO特化型のサイトに飽きるユーザー」が増える
よくある「これは必見!恋愛で成功する3つのルール」みたいな感じのやつ。笑
「どうも。恋愛カウンセラーの〇〇です」から始まり、見出しがいくつかあって、文末には「いかがでしたか?」で終わるスタイル。
あとはまとめサイトとかね。
これって、現時点でのGoogle検索では上位に入りやすい構造になってるんですよね。
サイト制作とかWebマーケ等を通っている人なら分かるかもしれませんが、書き手側は既に「この手のサイト多すぎ」って思ってる方は多いと思います。
現状は読者側の層にはネットで情報を調べることにまだ慣れていないライト層な人もいらっしゃると思うので、
「公式ホームページ」であったり「解説サイト」のようにと認識してくれているかもしれません。
とはいえ既に「書き手側」は、この手のサイトは増えすぎだろと感じているため、いずれは読み手側も「なんか似てるサイトばっかり」と思う人は今後もどんどん増えてくことは容易に想像できます。
まぁこうなった原因はいくつかあるかと思いますが、その中の1つに「WordPressのテーマ」でSEO対策に特化したサイトが増えすぎているというものが挙げられるでしょう。
WordPressに関して初めて耳にする方も多いと思いますので、「テーマ」に関して超簡単に説明するとホームページの雛型みたいなやつですね。(厳密には意味合いが異なる部分もありますが)
SEO対策に適したテーマさえ使えば、検索上位に食い込める!と思っている運営者も多いと思うので、しばらくはこの流れが続くのではないでしょうか。
ちなみにこの「SEO対策に適したテーマを使えば、検索上位に食い込める!」という一般的な通説は、自分の中では「一部不正解」だと思っています。
確かに表示スピードなどが最適化されてる分、SEO特化のテーマを利用するのは問題ないですが、より重要なのはコンテンツと書き方なので「SEO特化型テーマを利用した=集客できる」という訳ではない点は要注意ですね。
このような背景もあり、「似たようなサイトが増えてきたな〜」という印象から「他とは一味違うサイト作りをしたい」というニーズも増えてくることを予想しています。
では、そうなった未来には、どのような需要が待っているのでしょうか。
「ありがちサイト」ではない「本格的なサイト」を作ってほしいという依頼が増える

この見出しを読んだ時点で思い浮かぶような「ありがちサイト」は、いずれは大手か有名インフルエンサーしか通用しなくなる可能性もあります。
そのため、今まで以上に既存サイトと差別化するために「サイトレイアウト」や「機能性」に注目が集まるのではと考えています。
ちなみに余談ですが検索で重要視されているのはあくまで「コンテンツの質」なので、レイアウトや機能性を改善したといっても、直接的に検索順位が上がるとは限りません。
ですが、既存と差別化を測るためにレイアウトを変えたら良いんじゃないか?と勘違いする発信者はかなり増えると思います。
とはいえ、サイトの利便性を上げることでページの移動がスムーズになり、離脱率の低下を抑えることができるのであれば、良質なコンテンツを配信しているサイトと判断してくれる可能性は高まります。
そのため、結果的にSEO的に良い結果を及ぼす可能性も大いにあり得るでしょう。
また、レイアウトや機能性と言ってもピンからキリまであります。
例えば画像の表示方法にオリジナリティを持たせたり、「ページのこの部分に、こういう機能を持たせたい」という注文もあるでしょう。
他には記事が出来た時にプッシュ通知を送らせる設定にしたりなど。このような感じでクライアントから依頼されるバリエーションもより多くなるのではないでしょうか。
ある程度のサイトは、誰でも作れる時代はすぐに来ると思います。
そのため「そこからどう改良するか」という点で、高いスキルを持つ組織にニーズは集まると考えています。
格安でも綺麗なサイトレイアウトを望む発信者が増える
ひとつ前の見出しと内容は近いところもありますが、格安サイトでもオリジナリティを出したいと考える方も増えてくると考えています。
そこでポイントとなるのが先ほどお伝えした「WordPressテーマ」です。
この「テーマ」には無料ものも多いですが、初心者の人でも簡単に操作出来るように細かな設定などが既に施されている「有料テーマ」もあります。
サイト運営をしていく上で、既存サイトと差別化を図るために、この有料テーマを使ってオリジナリティを出そうと考える層も増えてくるでしょう。
そのため「機能性やデザイン性に富んだテーマを自作する」ことが出来れば、そのテーマを販売することが出来るため、大きな収益を確保するチャンスになり得るはずです。
「Google検索以外の」検索エンジンを利用するユーザーが増える
検索エンジンを使用する際に「Google検索に縛られないユーザー」が今後増えてくると想像しています。
現時点では、Yahoo!もGoogle検索のアルゴリズムを使っているため、ひとまずGoogleの意向に沿った形でサイト運営を行えば評価されるようになります。
この理由から現在のSEO対策というのは、語弊を恐れず表現すれば「Googleに認められた順」になっていると言えるでしょう。
こういった背景もあり、現在は業者単位の「SEO特化型メディア」が検索時によく見かけるようになっているわけですね。
しかし、読み手の中には、検索エンジンの現状を把握しているユーザーも増えつつあります。
例えばTwitterやInstagramなどの検索機能を使って、情報を収集しているユーザーも少なくありません。
旅行キュレーションサイトは「人間が書いてる感じがしない」
検索に出てくる「旅行情報サイト」は信用できないという
情報の羅列をみると「だから何?あなたはどう思ったの?」と思う。誰がどう感じたか知りたい
だからインスタで行った人に聞く。似た価値観の1人を信用するhttps://t.co/hgMAkeHvEe pic.twitter.com/d3pNgyGU9a
— アプリマーケティング研究所 (@appmarkelabo) 2018年9月21日
こちらはあくまで一例ですが、このような形でGoogle検索に縛られない「検索手段の多様化」が進みつつあるのが現状だと考えています。
今後、より一層求められるスキルは?

それではこのトレンドを踏まえて、これからWebコンテンツにはどんなスキルが求められていくのかを考察していきたいと思います。
とりあえず現時点でなかがわが思っているのはこんな感じですね!
ある程度のプログラミングスキル
「専門家になる」とまではいかなくても、最低限のプログラミング言語は取得しておくべき時代が到来したと思っています。
先述した「ありがちサイト」から脱却できるような、細かな部分のコードの書き換えも出来ますし、人によっては自分だけのオリジナルテーマ、あるいはオリジナルサイトが作れるかもしれません。
もし自分がひとつだけ「初心者でも1から勉強できる環境を誰かから与えてくれるなら何をしたいか」と言われたら、現時点では英語以上にプログラミング言語の習得を選択すると思います。
「ホームページ以外の」情報発信力
「Google以外の検索エンジンを使用する層が増える」という仮定から、これも大切なポイントだと思います。
現状、人と関わりやすいのはTwitter等のSNSなので、SNSの情報発信力をつけておくことは優先順位を高めておきたいですね。
また、TwitterやInstagramはSNS内の検索からユーザーが訪れるケースもあるため、ハッシュタグなどを駆使して検索からの流入も狙うようにすると注目度が上がると思います。
SNSは流行り廃りがあり、依存するのはややリスクは高いためホームページからの集客ももちろん必要ですが、それでも取り組んでおきたい項目の1つには入るでしょう。
キャラクターやサイトレイアウト等のデザイン力
例えばアイコンであったり、サイトに掲載するバナー。あるいはキャラクターなどをデザインする力です。
これもメディアにオリジナリティを持たせる意味で求められるスキルとなり得るでしょう。
その他にも記事を目立たせる「サムネイル」であったり、Twitterでもよく見かける「ウェブ漫画」なども今後は広まってくるかと。
あとは少し逸れるかもしれませんが、短編の動画を編集する力も需要は高まると思います。
分かりやすく情報を発信出来るため、それを企業単位で行い始めるところも増えてくるのではないでしょうか。
「手に職をつける」という意味でも、様々な技術に興味を持っておくのもひとつの手
というような感じで、最近のトレンドと今後の傾向を分析してみました。
経験則という部分も強いので「絶対この仕事が来る!!」とまでは言い切れませんが、根拠のない自信もそれなりにあります。
今後の展開を見守りつつ、自分のメモ用として、この記事を定期的に眺めてみようと思いますw